蛇心の気色

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zoom RSS 粛々といたずら書く

<<   作成日時 : 2007/04/04 21:38   >>

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更に更にいたずら書く




天:
「贖罪の日」
伝え聞く眷属なき精霊のひとつ、闇の精霊王と不動の覇王の血法の間に産まれし最強の皇子。
未熟で不完全な血法なれど、それでも私の血法も1分5厘程はあるだろう。
ならばこれは、私の血法の子孫といってもいいだろう。

私の罪は重く、償いきれる事はない。

断ち切られた縁が再び一つになったこの奇跡が
私の罪を少し軽くしてくれた様な気分にさせてくれた。




「別れ」
本当の所は、僕は母上と離れ離れになるのは辛い。
だけど、もっと辛いのは父上が帰ってこなくなってからの母上を見ることだ。
母上から何かが抜け落ちてしまったのが子供の僕にも見て取れる
僕は父上も大好きだし、母上も大好きだ。
母上を元気にしてあげたい。でも多分僕じゃ無理だ。
だから、僕は・・・




「衝撃と衝撃(表)」
初めてあの人に会ったとき、僕は世の中にこんな綺麗な人がいるのかと衝撃を受け、次の瞬間に全身の骨を砕かれるような衝撃を受けた。


と、錯覚するほどに抱きしめられた。
その日から、僕はあの人が苦手になった。
何かと理由をつけては僕を追い掛け回してくるので、必死になって逃げる日々。
捕まったら考えるだけで恐ろしい仕打ちを受けるので、僕は男子としての尊厳を守るために必死になって逃げていた。
今となっては、あれはきっと僕の寂しさを紛らわせようとしてくれたんだと思う。
実際、父上と母上の事を思い出す余裕なかったし。
きっと僕の事を甥みたいに思っているんだろうな・・・どんなに真剣に話してもはぐらかされるし。
大丈夫、手は打ってある。僕は父上の誠実さと母上の情熱を受け継いでいるんだ。

父上、母上、僕は今、幸せです。満たされています。
あの人がいます。玖韻がいます。
だから僕の事は心配しないでください。
そして、どうか二人で幸せになってください。







クノックス:
「いにしえの呪い」
1)
ふとした事で生前の彼女を調べあげた。
これは賭けだ。
戦力が足りない今、彼女を戻すしかない。
あの時の彼女は理性が欠落していたが、かつての彼女なら戦力になってくれるだろう。
もしかしたら成り替わりもできるかもしれない。

extra)
彼も呼び戻せるはずだ。
その時、彼の望みとはいえ僕は彼を殺してしまった。その後で僕では成り替われない事を知り、嘆いた。
準備は整った。
呼び戻してみせる。僕の「古の呪法士」の二つ名にかけて。




「衝撃と衝撃(裏)」
玖韻さんから話は聞いていた。
親代わりになって欲しいと言われた時には正直戸惑ったけど、あの子の話を聞いて決意した。

”自分好みの男に育てて旦那にするつもりと見た。行き遅れには御誂え向きだな”

とかほざいた鳶丸は、綾ちゃんの手前、殺すわけにもいかないので半殺しにしておいた。
正直、700年以上生きている化け物のくせに20代前半の人間の娘とB級純愛物語を繰り広げた挙句に嫁にしたロリコンに言われたくない。50年で1歳分の歳を取るってなんなんだ。報いを受けろ。

まあ、そういうことを少し(強調)でも考えなかったと言えば、嘘になる。
だけど、帝さんの忘れ形見だし、母親に甘えたい盛りだろうに帝さんを追い出した彼の心情を考えると、そんな不謹慎な事を少し(強調)でも考えていた自分が恥ずかしくなる。
そして、帝さんに見せても恥ずかしくない男に育て上げようと昨夜決めた。そう決めた。
それなのに…
彼と対面したとき、昨夜の決意のその全てが吹き飛んでしまった。



あまりにも可愛かったのだ。





「魔獣」
本能のままに動く、この八つに分かれた槍を使って群がる蟻を蹴散らす。
……私はあの日、あの魔に心と理性を粉々にされ、生きる殺戮兵器にされてしまった。
……以前私に憑いていた、あの精霊王もあの日から離れてしまった。
目の前に迫った男の精神を九つ目の槍で喰い潰し、槍で貫く。
……心が死んでいてよかったと思う。
……もし、心が生きていたら、今、私はこの悲しみに押しつぶされているだろう。
喰い潰したはずの男が立ち上がる。
……なんだろう、懐かしい気配を感じる。
……ああ、あの精霊王だ。その男に憑いたのか。
私を聖なる光が貫く。
……ああ、やっと開放される。
かつて、聖蛇と呼ばれた魔獣クノックスはそうして滅びた。





「突撃!決死(本当に)のレポート2〜言質を撮れ!〜」
国民の皆さん、こんにちは。△▽放送局のレミアです!
私は今、話題のクノックス様の部屋の箪笥に不法侵入して、クノックス様を除く全国民に感覚リンクの生放送をしております!
これもそれも国王のせい………いえ、国のためです!
そのためならば全てが肯定されるのです!(国王談)
我々△▽放送局は前国王のご婚約の時もこうして前国王に脅され・・・もとい協力を求められており、そしてまた、現国王からも協力を強要されたのです。
やはり血なのか・・・なぜ、母子揃って全く同じ手を使うのか・・・私たち国民には永遠の謎です。
20年前、子供だった私も一国民として、前回の放送を送る父の姿を観ておりました…
20年経った今、私も成長し大人になりました。
その私がこの命を賭けた放送を送る事になるとは、あの時は夢にも思いませんでした。
国民の皆さん!そしてお父さん!私の生き様をとくと見てください!
そして国王!私がクノックス様に見つかったら、なるべくできるだけ迅速に必ず絶対に助けに来てください!!いいですね!!!?絶対ですよ!!!?
もし助け損なったら責任とって第二夫人にしてもらいますからね!!!?
あ、それって結構いいかも……



翌日、半壊した国で、国を挙げての盛大な結婚式があった。


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